活動報告・記録

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【令和6年 活動報告】

-年頭のご挨拶- 上郷開発計画廃止、夢の実現へ


2024年1月1日
理事長  角田 東一


新年おめでとうございます。今年は夢の実現に向かう年明けとなりました。
上郷開発計画は、昨年3月1日現地の立看板に、東急建設が計画の廃止を公表しました。

本計画は、1990年最初の申請が行われましたがバブル崩壊で頓挫、2007年2回目の申請は緑地の破壊が大きすぎるとして横浜市が却下、2014年3回目の申請は都市計画審議会が承認し2019年から工事着工前審査中でしたが、
2023年審査4年目にして廃止決定となり、長年の懸案に終止符が打たれました。

計画廃止理由は、想定外の配慮事項が増え安全対策や建築コストの高騰などにより、事業計画が困難と判断したとしています。
当基金は、産業廃棄物の埋没、広範囲の湧水による地下水盆化、舞上線の偏土圧崩壊、山頂切取りによる風害など工事の危険性を一貫して指摘し続け、開発決定を引き延ばしてきました。
横浜市と東急建設は、当初事実を否認していましたが2021年の熱海土砂災害がきっかけとして、事実を認め安全対策を行う事になりましたが費用が掛かりすぎるとして開発を断念しました。

上郷開発計画は廃止されましたが、跡地が緑地として残る保証はありません。
私たちは、美しい里山や田んぼの復活、子供たちがのびのび遊べる自然環境、生物多様性の涵養、歴史文化遺産を学べる散策路、地球温暖化防止など、当初の目的であった夢の実現へ向けて邁進して参ります。

2024年1月1日現在、瀬上沢基金会員は144名、寄付者15,714名、寄付額 1,175万円となっています。

皆様からの多大なご協力に深く感謝致すとともに、今後もご寄付・会員・イベントへの参加を心からお待ちしております。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



【令和5年 活動報告】

2023/7/7UP
東急建設株主総会
2023年6月27日東急建設株主総会で質問しました。
2023年3月1日上郷開発事業廃止の英断を公表しましたが、その経緯についてと、計画跡地利用についてOECM的保存を提案し、見解を伺いました。

【東急建設の回答】
上郷開発は、熱海土砂災害、盛土法の変更、資材の高騰など諸般の理由で中止した。跡地利用については、現在地権者と個別に協議中でありまだ何も決まっていないが、地権者、行政、地域の皆様と協議しながら決めていきたい。 詳しくはこちら→東急建設株主総会での質問と回答(pdfファイル)
2023/7/1UP
瀬上沢スタディツアーへのお礼
横浜国立大学名誉教授の小池さまより、留学生15名への瀬上沢スタディツアー実施への協力に対する御礼をいただきました。

お礼状(pdfファイル)
スタディツアー資料(pdfファイル)


年頭のご挨拶 - 時代遅れの上郷開発凍結へ


2023年1月1日
理事長  角田 東一


新年おめでとうございます。
今年も、時代遅れになった上郷開発を凍結中止に向けて、イベントや陳情を続けてまいります。

2023年は、上郷開発が最初に頓挫してから34年、時代が環境保全へと変わり開発は時代遅れになりました。

上郷開発は、1990年に東急建設が申請しましたがバブル崩壊で計画はとん挫、2006年に再び申請、2008年中田市長によって却下、2014年東急建設が三度目の申請、2018年林市長が開発を承認、2018年7月に東急建設が開発事業計画書を提出、2021年4月工事開始予定でしたが、2022年12月現在開発許可は下りていません。

開発許可をしてはいけない理由は、・周辺住民の賛同を得ていない
・産業廃棄物が大量に埋め立てられている
・湧水帯のある湿地埋立て方法が確立されていない
・舞岡上郷線の偏土圧による滑動崩壊の危険が未検討
・取付け道路の風害が未検討
・県唯一の製鉄遺跡の発掘調査が行われていない
等、枚挙にいとまがありません。

横浜市は、時代遅れで問題だらけの上郷開発を許可しないとう、英断を下すか許可という愚断をするか問われる年になります。
4月には、民意を行使する統一地方選挙があります、投票に行って時代遅れの開発に反対する議員を選びましょう。

2022年12月25日現在、瀬上沢基金会員は155名、寄付者15,670名、寄付額 1,153万円となっています。
皆様からの多大なご協力に深く感謝致すとともに、ご寄付・会員・イベントへの参加を心からお待ちしております。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

【令和5年 活動記録(抄録)】

12月26日
みどり未来打合せ
12月10日
クリーンアップ実施
12月7日
東急建設上郷事務所面談
12月2日
葉山二子山山系コラボ
10月18日
山岳会講演 森の家
10月30日
東急建設上郷事務所面談
10月23日
第6回夜間昆虫調査
10月12日
第5回夜間昆虫調査
10月8日
クリーンアップ実施
9月15日
第4回夜間昆虫調査
8月31日
第3回夜間昆虫調査
8月25日
連絡会
8月22日
連絡会
8月10日
クリーンアップ実施
7月30日
昆虫展講演 久保先生
7月26日
〜8/1 夏休み昆虫展 ケアプラザ
7月13日
KC議員面談
7月9日
クリーンアップ実施
7月6日
第2回夜間昆虫調査
6月12日
第1回夜間昆虫調査
6月10日
クリーンアップ実施
6月3日
定例理事会開催
5月29日
東急建設上郷事務所面談
5月24日
夜間昆虫調査実施
5月22日
横浜タウン新聞取材
5月21日
鎌人いち場出展
5月14日
クリーンアップ実施
4月15日
連絡会
4月13日
パタゴニアROカンファレンス
4月10日
クリーンアップ実施
4月7日
みどり未来打合せ
3月22日
東急建設上郷事務所面談
3月18日
連絡会
3月11日
クリーンアップ実施
3月11日
タウン新聞取材
3月5日
法政大学吉永教授取材
3月3日
神奈川新聞取材
3月2日
東京新聞取材
3月1日
東急建設 上郷開発事業廃止公表
3月1日
認定NPO監査
2月18日
2小フェス瀬上沢発表会
2月9日〜13日
さがみ自然フォーラム パネル出展
2月4日
連絡会、新年会
1月19日
陳情書回答受領 安全性再質問

【令和4年 活動報告】

2022/7/12UP
東急建設株主総会
2022年6月24日東急建設株主総会で質問しました。
上郷開発は、不採算事業、熱海土石流災害と同様の危険性、緑地破壊など、問題山積であり凍結すべき、との質問に対し、 東急建設は合理性を勘案して決定し横浜市も都市計画決定しており、計画を変更する予定はない、との回答でした。 また、製鉄遺跡の正式調査は、舞岡上郷線を止めて行うか、市教委と協議中である。
埋立て安全性については、熱海土石流災害を受けて、横浜市と協議中である。との回答でした。
詳しくはこちら→東急建設株主総会での質問と回答(pdfファイル)


年頭のご挨拶 - 上郷開発却下に向けて


2022年1月1日
理事長  角田 東一


新年おめでとうございます。
今年は、英国グラスゴーのCOP26決議が試される年であり、上郷開発却下に向けて活動する重要な年となります。

上郷開発は、2008年中田市長によって却下されましたが、2014年東急建設が再申請し2018年林市長が開発を決定し2021年4月工事開始予定でしたが、審査が下りず現在に至っています。

横浜市は、瀬上沢基金から開発決定の法的不備指摘に対し、曖昧な回答をし続けてきました。
例えば、産業廃棄物が埋められていることに対しては事業者から申請されていないから関知しない、周辺住民の賛同が得られていないことに対しは市民への説明会を行っている、 偏土圧や湧水による滑動崩壊が検討されていないことに対しては環境アセスメントが通っている、等のはぐらかし回答が繰り返されています。

横浜市の回答は、地球温暖化の進行、COP26の森林破壊の終了声明、国の人口減少による宅地造成の抑制、市のインフラ整備費負担増などに対し、何一つ大義名分はありません。

山中新市長には、市民の反対が多かったカジノ計画の却下と同様に、市民の反対が多い上郷開発も却下するよう陳情を続けていきます。
2021年12月25日現在、瀬上沢基金会員は148名、寄付者15,488名、寄付額 1,140万円となっています。
皆様からの多大なご協力に深く感謝致すとともに、新たな会員参加を心からお待ちしております。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

【令和4年 活動記録(抄録)】

12月26日
陳情書 真の安全性審査 再質問
12月18日
実行委員会
12月11日
クリーンアップ実施連絡会
11月13日
クリーンアップ実施
11月19日
連絡会
11月13日
クリーンアップ実施
10月27日
ガイドツアー小学生
10月16日
鎌人いち場 出展
10月11日
陳情書提出 真の安全性審査必要
10月9日
クリーンアップ実施
9月17日
連絡会
9月11日
クリーンアップ実施
8月29日
夜間昆虫調査
8月16日
夜間昆虫調査
8月1日
ケアプラザパネル展示10月まで
7月31日
講演 変貌する円海山域の生物 久保浩一
7月30日
〜8/4昆虫展 ケアプラザ
7月27日
夜間昆虫調査
7月16日
連絡会
7月10日
クリーンアップ実施
7月7日
夜間昆虫調査
6月30日
夜間昆虫調査
6月26日
基金総会、理事会
6月24日
東急建設株主総会で質問
6月23日
小学生瀬上沢の遺跡授業
6月23日
夜間昆虫調査
6月13日
クリーンアップ実施
6月10日
夜間昆虫調査
6月1日
夜間昆虫調査
5月8日
クリーンアップ実施10名
4月10日
クリーンアップ実施10名
3月13日
クリーンアップ実施10名
3月7日
市長陳情 不法開発承認の刑事責任
2月13日
さがみ自然フォーラム出展
2月12日
JZ, KA市議面談

【令和3年 活動報告】

2021/7/8UP
東急建設株主総会
2021年6月24日に開催された株主総会で、質問しました。
詳しくはこちら→東急建設株主総会での質問と回答(pdfファイル)

(質問要旨)
  • 上郷開発は、グリーン社会到来に違反している
  • 木を増やそうとする世界の潮流に逆行している
  • 東急もアップルのように植樹企業に名乗りを上げないか
  • 1000倍の税負担に苦しむ換地地権者の意見を聞いているか
  • 不正資料で環境アセス審査を通した開発は中止すべき
  • 上郷開発を緑地保全事業に転換しないか

(回答要旨)
  • 開発は横浜市が認定している
  • バランスの取れた開発で緑地や生物にも配慮している
  • 環境に配慮した開発で最善の策を市と協議している
  • 地元の人や環境団体と話しており今後も続ける
  • 環境アセスは横浜市が認めているが産業廃棄物埋立ては横浜市と協議し進めていく
  • 上郷開発は自然を保全出来るものと考えている

年頭のご挨拶 - 上郷開発ベストの選択は?


2021年1月1日
理事長  角田 東一


新年おめでとうございます。今年は瀬上沢基金発足から13年目となりました。

上郷開発は、30年前の計画時とは時代が変わり人口減少・温暖化・気象危機が顕在化し、緑地を破壊してまでの宅地造成は必要性を失いました。 しかし横浜市は、今年3月にも上郷開発を許可しようとしています。 瀬上沢基金は、今年も瀬上沢緑地を守る為に横浜市・東急建設・地元地権者の方々に働きかけていきますので、ご支援をお願い申し上げます。

人類は、500万年来緑地によってCO2濃度が140〜280ppmに保たれた結果、安定した気候のもと発展してきました。 現在は、CO2濃度が400ppmを超えて温暖化し、猛暑・豪雨・干ばつなど気象危機が顕在化しています。 このままでは、人類の存続が危ぶまれる状況になります。私たちは、自然エネルギーの活用と供に身近の緑を守りそれが世界中の人々に広がれば、温暖化は防げると確信しています。

昨年10月、菅総理は2050年カーボンニュートラルを宣言しました。グリーン社会の到来です。 カーボンニュートラル実現には、温暖化ガスを吸収する緑地を守る必要があります。 緑地が減少すると、化石燃料から排出する温暖化ガスをゼロにしても、CO2は減らないのです。

政府方針を受けて、有望企業は一斉に温暖化防止に舵を切り始めました。 温暖化防止に真剣に取り組まない企業は、投資家からも市場からも見放され、もはや存続できなくなるからです。

地元地権者は、人口減少下の賃貸住宅建設は不採算を知っています。 東急建設は、グリーン社会に反する上に開発区域縮小で、赤字事業です。 横浜市は、緑地を潰し市街化し税収増を目論むという、悪しき前例主義にこだわっています。 今ベストな選択は、瀬上沢の豊かな緑地を残すことではないでしょうか。

2020年12月27日現在、瀬上沢基金会員は169名、寄付者15,365名、寄付額 1,114万円となっています。皆様からの多大なご協力に深く感謝致すとともに、新たな会員参加を心からお待ちしております。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


【令和3年 活動記録(抄録)】


11月14日
クリーンアップ実施
10月10日
クリーンアップ実施
9月30日
市長質問 熱海土石流の二の舞
9月12日
クリーンアップ実施
8月30日
市長陳情 上郷開発はSDGsと不整合
8月12日
みどり未来Web会議
8月2日
夜間昆虫調査
7月30日
みどり未来Web会議
7月27日
夜間昆虫調査
7月15日
夜間昆虫調査
7月11日
クリーンアップ実施
7月10日
みどり未来Web会議
7月5日
みどり未来Web会議
6月27日
基金総会、理事会
6月25日
みどり未来Web会議
6月24日
東急建設株主総会で質問
6月20日
クリーンアップ実施
6月16日
みどり未来Web会議
6月12日
定例理事会
5月28日
みどり未来Web会議
5月26日
市長陳情 風害アセスは終わっていない-3
5月19日
みどり未来Web会議
5月9日
クリーンアップ実施
5月7日
みどり未来Web会議
4月27日
前顧問新堀豊彦氏葬儀
4月10日
クリーンアップ実施
3月10日
クリーンアップ実施
3月1日
市長陳情 住民賛同基準&答弁無視は詐欺
2月5日
市長陳情 風害アセスは終わっていない-2
1月20日
市長陳情 周辺住民賛同答弁無視は詐欺

【令和2年 活動報告】


2020/7/25UP
東急建設株主総会
6月24日に開催された株主総会に出席し、CSR(環境・社会・企業統治)、地球温暖化、アセス不正資料問題、湿地の埋立て安全性など、5項目を質問しました。
回答は、SDGsをしている、開発しなければ自然環境が悪くなる、安全問題はアセスや第三者委員会で承認されている、と紋切型に終始しました。
東急建設は、世界的な環境問題に対して、意識が低い企業であると断じざるを得ないです。
詳しくはこちら→東急建設株主総会での質問と回答(pdfファイル)


年頭のご挨拶 - 善良な人間になろう


2020年1月1日
理事長  角田 東一


新年おめでとうございます。
おかげさまで発足から12年目を迎えました。上郷開発の許可はまだ出ておらず、当基金の緑地保全活動はまだ続きます。

皆さん、必要性のない上郷開発による緑地破壊を止めて、「将来世代が安心して暮らせるよう、地球環境を守る行動をする善良な人間」になろうではありませんか。

政治家や行政や企業の人たちは、地球温暖化が危機的状況にあることをよく知っていながら、過去や目先の利益に捕らわれて緑地破壊やCO2増加を正当化しています。
グレタさんに言わせれば「若者の未来を奪う事を自覚して平気でいる邪悪な人たち」という事になります。

「理解していながら行動しないのは邪悪な人間」昨年9月グレタ・トゥンベリさんの国連演説は世界に響き、どんな政治家の言も色を失いました。
特に日本の地球温暖化問題意識の低さは、非難の的となっています。

地球温暖化は世界の最重要課題であるにもかかわらず、横浜市と東急建設は上郷開発の埋立て工事許可に向けて、最終段階の協議を行っています。
横浜市も今年から人口減少に突入するというのに、12ヘクタールもの緑地を潰し宅地や商業施設を増やす必要性はあるのでしょうか?
緑地の減少は、ヒートアイランド化やエネルギー消費増で地球温暖化を加速します。

横浜市の空室率は10%を超え、周辺の桂台・野七里・庄戸のいくつかの街は65歳以上の世帯が50%を超えています。
商業施設も過剰で、港南台高島屋の撤退も明らかになりました。
人口減や高齢化で将来の税収が減ると、過剰ストックの維持費だけが重むようになります。

2019年12月15日現在、瀬上沢基金会員は169名、寄付者15,292名、寄付額 1,079万円となっています。
皆様からの多大なご協力に深く感謝致すとともに、新たな会員参加を心からお待ち致します。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


【令和2年 活動記録(抄録)】


12月14日
市長陳情 賛同無しは詐欺違法
12月5日
M未来Web会議
11月24日
市長陳情 住民の賛同無しは詐欺
11月17日
事業者ミーティング
11月16日
M未来Web会議
11月2日
M未来Web会議
10月15日
市長陳情 住民の賛同無しは詐欺
10月11日
クリーンアップ実施
10月6日
M未来Web会議
9月17日
M未来Web会議
9月10日
事業者ミーティング
9月6日
M未来Web会議
8月20日
M未来Web会議
7月29日
市長陳情 周辺住民の賛同
7月19日
クリーンアップ実施
6月28日
総会 代表理事で実施
6月24日
東急株主総会出席
6月20日
理事会 総会議案
6月14日
クリーンアップ実施
5月22日
市長陳情 舞上線偏土圧
4月12日
クリーンアップ実施
2月20日
SB Yokohama参加
2月19日
市長陳情 二重埋立て
2月15日
連絡会
2月6日〜11日
さがみ自然フォーラム出展
1月30日
みどり未来新年会
1月25日
連絡会 新年会
1月20日
市長陳情 遺跡保存